最強のふたり

cinema201205
車いすで生活している大富豪フィリップと介護者として雇われた黒人青年ドリス。まったく住む世界が違うふたり。常識や偏見のないドリスは、今までフィリップが雇った世話係りとはちょっと違っていた。

誰にでも同じように接する彼は、障がい者のフィリップを特別扱いはしない。同情もしない。友達のように悪ふざけをしたり、彼の恋に口出ししたり。フィリップは障がい者になってはじめて、友達として自分と接してくれる人に出会えた。だからいつもドリスといる時は、楽しそうに、幸せそうに微笑む。いつまでもこんな時間が続いて欲しいと願ってしまう。

だけどやっぱり別れの時は来て、フィリップの心にはぽっかり穴が開いてしまった。どんな人を雇ってもドリスのような人には二度と会えないのだから。身も心も弱ってしまったフィリップ。久しぶりのドリスとの再開で、また生きてる実感を感じている。最後のシーン。ドリスのたくらみをやっと悟ったフィリップの表情がたまらなくよくて、涙がにじむ。あの表情は最高の演技!そして窓の外を眺めると、ドリスの万遍ない笑顔のアップ。心からふたりの関係に心動かされ、涙が止まらない。

誰かと本当に心が通じるってなかなか難しい。それが大人になればなるほど。ましてや住む世界が違えば余計に。でも、そんなのは関係なくて、自分次第なのだと教えられた映画。主演俳優2人の演技が本当にすばらしくて、笑いあり涙ありの心ゆさぶられる映画でした。


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